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​犬のアレルギー

犬のアレルギー性皮膚疾患のうち代表的な犬のアトピー性皮膚炎(CAD:Canine Atopic Dermatitis)は,痒みを呈する犬の皮膚疾患の中で,遭遇する機会が多い疾患です. 本来は奇妙な病気というギリシャ語を語源とするアトピーは,食事中や環境中に存在する様々なアレルゲンに対してIgEを産生して病気を引き起こす遺伝的体質を指すとされています.

アトピー体質は遺伝的なものであり,家族性に出現する傾向があります. 奇妙な病気と表現される様に,痒みという症状として現れるまでには複数の要因(多因子)が重なり合っています. CADの発症から治療・維持するまでに,この複数の要因がどのように関与し,それをどうコントロールしていくかを理解する事が治療のポイントとなります.

その複数の要因の中でとりわけ重要な位置を占めるのが免疫のバランスと皮膚のバリアの問題です.

その治療のためには, 正しい診断と急性期慢性期の判別も必要です.

上記問題を解決するために以下の治療オプションの組み合わせが重要となります。

犬の表皮角質層は人の1/5程度で, 薄くてデリケート.​ シャンプーのときも, ゴシゴシこすらないで!!

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